「同僚が無料のチケットをくれて、一緒に行くはずの友人がいけなくなったのだけれど、興味ある❓」との誘いを受けて、日曜の午後のイベントなら問題なく何でも参加したい派の私は、一つ返事でお誘いを受けて行って見た。
カルガリーにあるイベントセンターでのウーメンエキスポというもので、女性で成功している人々の話が聞けたり、カルガリーの小ビジネスをやっている人たちがそれぞれにブースを開いて売っていたり、フリーのパフォーマンスショーや、ファーストネーションの女性が手掛けたファッションショーというのがあったり。そんなのも見てみようか、という感じで参加。
誘ってくれた友人はフラメンコで知り合った日本人。ワイン関係の会社に勤めている彼女の同僚はフルタイムで働きながら、サイドビジネスとしてスキンケアーの商品を作って売っている。このイベントは金、土、日の3日間。最終日に参加した私たちは、さっそくその同僚のブースへ行ってご挨拶。無料の入場券をくれた本人。聞くと、結構な金額を払ってブースを確保したにもかかわらず、宣伝があまりよくなくて、人の入りがものすごく少なくどこのブースも赤字で不満満載なんだそうで、みんなクレームを出すと言う事だった。
一応足を運ぶ人は、ちょっとはビジネスを貢献しようと、何かしらお買い物をして”あげている”という感じ。私もちょっとではあるが、できるところでお買い物。友人もしかり。一度外に出てランチをし、再びショーの時間戻ってきた。パフォーマンスはアクロバティックで、こんなフリーのショーでよいの?と思うぐらい、すごいことをやっていた。一人二人とそのうちに人が増えて、セットされた席も半分以上は最終的に埋まっていたのは良かった。
続いて行われたファッションショーのほうは、2割か1割しか人が入っていなかった。私たちはその中の一部になるわけだけれど、後ろの方の席で、「こういうの期待するよね」とか、「あら、これどうしちゃったんだろう」とか勝手にいちゃもんを付けたりほめたりして、この二つのイベントを楽しんだ。
アクロバティックのチームは女性が作り上げたものなのだろうか。とにかく、ファッションショーのほうは、ファーストネーションの女性がデザインしたもので、もちろんショーの後に彼女もステージに立って挨拶をした。だから、このエキスポの主旨に沿っていて、「頑張っているんだな」と感じた。
それにしても、このエキスポ、宣伝をいっぱいしても人は集まったろうか。冬の厳しいカルガリーでは、珍しく良いお天気で過ごしやすい日々が続いているから、多くのカナディアンはアウトドアをできるだけ楽しむ、という傾向にある。これが天候が悪い日々だったらおそらく何もすることがないからと人々は足を運ぶだろうとも思う。
そしてそれぞれのブースも、人が少ないゆえなのか、ちょっと寄ったら買わずに去るのが申し訳なる雰囲気。ビューティーに関するプロダクトを売っているブースがいくつかあって、私たちに声をかけてきた。「よかったらサンプルもあるよ」というから、友人が「目のくまに聞くというエキスを試したい」と言ったら、サンプルをくれるのかと思いきや、テスターを出してきて、一滴ぐらい試すという感じだった。こういうのは継続して何回か試さないとわからないから、一回切りでやっても、ねえ?と後で笑い話。
普段、こんなカルガリーやその近郊でも人がいっぱいと思っているのだけど、トロントやモントリオールなどと比べて、まだまだ人が少ない都市なんだなあと感じる。
最近、カルガリーのパブリックアートに力を入れている様子を目にする。最後はその一つをあげて追えようか。
あるビルの壁に描かれたパブリックアートだけれど、これはなかなか素敵と思った。カルガリーのダウンタウンの17thストリートは、パブリックアートに力を入れているようで、まだまだいろんなアートが楽しめるようだ。こんな感じで街が変わっていくのは楽しいかも。
また一週間💛