久々にフラメンコ関係のパフォーマンスへ。といってもフラメンコフュージョンという方が正しい。
只今フラメンコのクラスは休講中。借りているスタジオのリノベーションのために、7月半ばまでお休み。何を隠そう、そのスタジオは毎度同じ時間に隣の部屋でヒップホップのクラスがあって、そちらの音量がものすごくてフラメンコの音楽が聞き取れないだけでなく説明も聞こえない。おまけにシャッターに面しているので冬場はかなり寒い。どうリノベーションされるのかわからないけれど、何か改善されているといいと願う。
そんな中でも講師のアナスタシアは休む間もなくカフェでペルシャ音楽と合わせたパフォーマンスをしたり、トロントへ行ってコラボのパフォーマンスを行ったりと忙しく、帰ってきたらさらにスペインからの講師を迎えてワークショップをしたりと予定は詰まっていて、自分の可能性をどんどん引き出していきプロのダンサーらしくよく動いていると感動する。この日はトロントへ行く前日で、KAWAカフェという店での無料のパフォーマンスだった。フラメンコ仲間と落ち合って見学。
アナスタシアの姿はやっぱりいつ見ても感動するし、アーティスト魂をいつも感じるのだけれど、この日はなんだかじっと座ってパフォーマンスを見るって結構大変かも、と思ってしまった。純粋なフラメンコパフォーマンスではなくて、ペルシャ音楽にコンテンポラリーの振り付けをしたというようなものだったせいもあるのかもしれないが、なんだか、もうちょっとみんなと話に花を咲かせて、でも生の演奏がバックであって楽しませてくれている、というような、気楽な集まりがあってもいいかな、と。
音楽だけでなくてパフォーマンスが付くと、耳だけ貸すわけにいかない。ことにちょっと知り合いとなると、ちゃんと見ていないと申し訳ない、という思いもある。10時過てもまだ続いていたこの日、一緒に来ていた日本人の友人は途中気分がよくなくて帰り、結局私と一緒にいたもう2人の仲間もその後10分か15分で店を出た。ちなみに、その日本人の彼女は数日後コロナの陽性反応が出たと言う事だった。
このカフェの名前である「Kawa」とは、ポーランド語でコーヒーを意味するとのことだが、コーヒーはおいしかった。国際色強い客層で、なかでもエチオピアだかわからないが、アフリカ系の人々の集まる常連の店っぽいことが分かる。お酒もサーブされるので、前のテーブル席の集団はビールの缶があれよあれよとたまっていった。そして、一人また一人と、時間が経過されるごとに仲間が増えていくというテーブルだった。彼らはパフォーマンス目当てではないので、席の交換をオーファーしてきたけれど、私たちは適度に離れていて見やすいのでいいと断る。そのうち彼らが去った後は、女性のグループがやってきた。やっぱり濃ゆい系の人種の方々だった。
あまりバーとかビールブリューリーのある店とかは趣味じゃないし興味もないけれど、カフェっていうのはなんかいいと個人的な感想では思う。そしてまた、仕事後にこうやって出てきて人と会うっていうのは、幼い子供なんかいる家庭ではなかなかできないことかもしれないけれど、ちょっと一杯だけという感じで寄れるような日常は何となくいいなと思う。一応家に置いてきているダーリンに少しばかり後ろめたい気持ちを抱きながら来てた。もうちょっと社交的なパートナーだといいなとも思うけれど、NY時代のように、バーの常連となるような生活ではかかる費用も馬鹿にならないだろうから、今のままでありがたいとも思うのだけれど。
なんだか雨ばかりで本当に7月?と思うほど涼しい日々が続いていた。やっとこの週末ぐらいから23度以上、最高で28度?ぐらいの日がありそう。今年の夏は短かかろう。お芝居系は9月までは何もなく、夏場はアウトドアのパフォーマンスが主になるカルガリー近郊である。さてまた何か楽しみを見つけよう。なにかあるかなあ。。。
また一週間💛