今週末はさむーくって、雪がやまない日々。写真で見るように、遠くの景色が見えていないので、ハイウェイの運転もほぼ目の前真っ白で見えないという最悪状態。ある意味週末でよかった。
その日、前の晩から雪が降り、日中の気温も-14度という、「またアルバータに冬が戻ってきちゃった」という、そんな日だった。
私は人と会う用事があって、出かけなくてはならなかった。雪の中のドライブほど嫌な物はないのだけど、リスケを頼まず決めたら実行というのが失礼にならずにいいかなと出かけたのだった。途中、私の小さな車ではハンドルがとられそうになった個所もあったり、とにかく知らない場所へこの雪景色の中行くというのはなかなかチャレンジングなのである。それでも何とか目的地にたどり着いた。問題は、その敷地内がとても大きいため、言われたパーキングが見当たらない。繰り返すが、この雪景色の中でどこに道があるのかそばまで行って見ないとわからず、行った先ではこっちに曲がれない、あっちにしか行けないという始末。VisitorParkingと書かれたところにとりあえず止めてみた。
パーキング・・・。以前は入る前にボタンを押すとカードが出てきて、それで支払いをすることができるはずだったようだが、ボタンを押しても何も出てこない。その代わりに、「x0x0」というアプリをダウンロードして払えという。やってみた。なぜか、無料のトライアルというのが出てきて、クレジットの登録をしろとでてくる。不信に思ったが、パーキングが支持しているアプリだからと素直に登録した。
目的地まで行くにはそのパーキングからだと遠く、思った以上に過酷な-14度では、完全防備とはいかない私の格好ではつらすぎた。電話したり、セキュリティーにブザーで呼び出して聞いたり、まあいろいろ私のできることをやった挙句、結局たどり着けず約束の時間より30分経っていたので、電話とメールの両方にメッセージをし、来た道を帰るという悲しい結果となったのだった。
ここで一つ、忘れていたことを指摘したい。まず、こういう天候が悪そうなときは、キャンセルを事前にするのはカナダでは全然あり、と言う事。なんと、唯一のコンタクトできる相手の電話番号に電話すると、その人自体が休みを取っていると言う事だった。「!!!」と思った。メールでは私がパーキングに来るときには気づく位置に彼はいると言っていたのに、何の連絡もなくやすやすと彼自体お休み。電話に出た女性は何の連絡も受けておらず、もう一人主要な人の名前を出して、その人に私の今の状況を伝えてほしい、というと、「彼女に会えるかわからないけれど、もし見かけたらそう伝える」という程度だった。
なんでリスケをもっと早くしなかったかと思っても後の祭りであった。
この後なんとなく引っかかっていたことが明るみになる。家に帰って「寒かったし疲れたー」とお茶でも沸かして座り、PCを開く。すると銀行からクレジットカードの一時停止の連絡がメールで来ていた。さっそく電話をする。やっぱりあのアプリだった。$70をさし引いていた。でも、銀行が疑って止めてくれたことはありがたい。ただ、間違って登録したのは私だから、返金されるかはわからないという。結局、新たなカードを送ってくれるとのことで、現在のカードはもう使えない。一週間ぐらいノークレジットカードというわけであった。
やれやれの一日。何かとアプリアプリって言わないで―と思うのは年を取った証拠だろうか。ああ。情けないのとイライラとを抑えるのに、半日はかかったような。そんな日もあるか。それから、全国の雪国で暮らす方々、問題はそれぞれ多少の違いがあるでしょうが、かなりお気持ちわかります。まあどこにいても悪天候というのはあるだろうけれど、雪国のそれはしょっちゅうだからなかなかつらい。
気を取り直してのんびりしよう。料理?映画?読書?ネットショッピング? とりあえず自分の時間を。
また一週間💛