雪景色にすっかり変わっている我が町。寒くてか、なんだか最近目覚めが悪いけれど、まあもうすぐ11月。そろそろだよな、冬。というか、今までがラッキーだったんだと思う。
週末、久々にスペインにいる友人ホセと彼の長年のパートナー、リサと私達でビデオチャットをした。来週私達はポルトガルに行く予定で、後半はダーリンの甥っ子の一人が挙式をマラケッシュでするというので出席し、その後数日モロッコに滞在予定。その中間に、ホセ達と会って過ごすので、予定を確認のために電話をしたのだった。
ホセは相変わらずウイスキーを片手の粋のいいスパニッシュおやじでイージーゴーイング。旅行の話が終わると、すぐにポリティカルの話になるのはダーリンとホセのお決まり。ただ今起きているGAZA地域の問題やプロテストにももちろん触れる。
ホセは言った。「NYでの日々を覚えているだろう。人種など関係なく、あらゆる国から来た人、あらゆる宗教の人が同じテーブルを囲み、毎日毎晩語り合っていた。みんな同じ人間で特に何のわだかまりもなく、普通にともにNY生活を楽しみながら語り合っていた。今起こっていることは政治家が起こして政治家がことを悪くしているだけで、みんな同じ人々がそれに巻き込まれなくてはならなくて、こんなにも多くの犠牲者が出ていることは本当い悲しいよ。」と。
ちょっと補足しておくと、ダーリンとホセはNYのバナナバンガローという、今は無きインターナショナルユースホステルで出会った。アメリカ人以外ならだれでも泊まれるというこのホステルは、まさにインターナショナルな若者たちが、NYに夢を抱いてそれぞれが滞在しており、もちろんイリーガルちっくな仕事をしながら生計を立てている人もいた。とにかく、ユースホステルという場所柄、泊まる人は滞在費を何とか最小限に抑えて、学校を終わらせたり、夢に向かって進んでいたり、というスタンスだった。私もダーリンとホセにある年の夏にバナナバンガローで会うことになり、そこから関係が続いている。
どういうわけか未だに知らないのだけれど、ホセとダーリンは、ほぼ経営者だかマネージャーだかの代役のような役割をしていて、割といい部屋に滞在し仕事をしていた。中でも親しくしていた人たちは、イスラエル人のグルという男性、そしてその彼女はデンマーク人、フランス人の若いオリビエ、たまに、イギリス人の結構年は言っているマイク、と、そんなところだったと思う。あ、その時のホセの彼女、北欧のどこかの人でサリーという人もいた。
NYという都市が特別に感じるわけは、こういうことを容易に経験させてくれるというのが一つあると思う。とはいえ、当時と今ではいろいろ違っているだろうけれど。
カルガリーもかなりいろいろな人種の人が住んでいるので、特にカルガリー市内で聞こえてくる会話がいつも英語とは限らず、逆に英語であることが少ない時でさえある。でもやっぱり、当時のNYのような自分ではもうないというか、あれは若かったおかげで、あの時期にいろいろんな経験ができてよかったなと思うしかない。
話の終わりには、ユネスとホセはモスクワか北朝鮮への旅行の計画をし、リサと私は二人が運を試しているあいだにプラハに行こうとか、エジプトにも行きたいねという話で終わる。Faroというポルトガルの南の街で会うことになっているホセ達だけれど、そのうちの1日だけ、全く私の事情で、スペインのセビリアに行き、フラメンコのパフォーマンスを見ることはみんな賛同。私はその街でフラメンコの靴を買いたい。リサがツアーコンダクターで、週に1度はセビリアに行っているので、色々なことは彼女が計画してくれるという頼もしい一人❤
本格的な冬がすぐそこに来ているが、その前のちょっとしたブレークとなる。ブログの更新が遅れる、もしくはお休みすると思うが、11月半ば過ぎには旅の話をしていけたらと思っているので、どうかまた覗いてくれますように。
また一週間💛