日本終盤最後の日々は、海老名のホテルルートインで。海老名。特に観光名所でもなんでもないが、駅周辺は大変便利でほぼ何でもあり、人も東京や横浜のような大都会の混みようはなく、かついい公共の場やカフェがかなりいい空間であり、快適なのだった。
妹家族が東京の江東区に住んでいるために、2間連続で妹に、いや2人の甥っ子に会いに行ったのだけれど、二人とも男の子のせいか、じっとしてないし割とあっさりしていて、かわいいのにつかめないという感じ。甥っ子ナンバーワンが冒頭の写真。ナンバーツーは写真下。
二人の性格がしっかり違っていて面白い。唯一この二人がソファーに座っている私を囲んで膝に座ってきたとき、2匹のワンちゃんが寄ってきてくれているようでなんともかわいくてどうしたらいいかわからないという感じがあった。二人とも私を木のように抱きいては登ってくる。あっらーかわいい。そしてその瞬間とは、甥っ子ナンバーワンが「シルキーウトゥンドゥ」に夢中と言う事で、なんだそりゃと思って携帯で調べ、Toutubeの画像を見ていた時だった。
知らない方のために、「シルキーウトゥンドゥ」とはディズニーのキャラクターの一つでお化けだか何だかわからない、いまいち得体の知らないキャラクターである。
その動画のセリフをほぼ覚えているというほど、甥っ子ナンバーワンは何度も見ている。ナンバーツーはそれほどでもないけれど、つられて一緒に寄ってきてみているという感じ。
それにしても、さすが妹の息子たち。妹は若い時からディズニーランドへは年に2回は普通に行くという、ディズニーが年間行事というよりも、生活の習慣にになっていたと思ういわゆる「普通」の若者だったから、ちょっと大人になったらディズニーシーに変わったかもしれないけれど、相変わらず子供を連れて行っているんだな、と思った。子供達が好きだから行っているという言い訳もしていたが。最近は値段も上がって以前ほど行っていいないと言っていたけれど…。
それにしても、こんな時期はほんとに期間限定で、甥っ子の二人ともすぐ大きくなることだろう。帰り、羽田空港に来てお別れをしてくれた。
羽田で彼らを待っている時、ある光景を見て楽しんでいた。それは3人の制服を着た女学生達。
見送りに来たわけでもなく、学校が近くなのか、ただ遊んでいる風に見えた。
何をしているかというと、上の写真で集まっている場所に携帯を置いて、そこから3,4メートル離れて、せーの!でジャンプをするのを撮影する。終わったら画像を確認して笑い転げ、これを納得いくまで何度も何度も繰り返す。もしかしたら、なにかの宿題?かもしれない。
とにかく3人で楽しくて楽しくてたまらない、という感じでほんとに笑い転げていた。
でも画像チェックはなんか真剣で、このきちっとした後ろ姿もまたかわいい。完全に3人の世界で楽しんでいるのだった。
羽田のセキュリティーチェックが想像以上に時間がかかり、やっとゲートへ入り搭乗。またしてもダーリンと私は離れた席で二人とも思い思いの通路席。バンクーバーまで飛んで、長い待ち時間を経て、カルガリーへはミッドナイト近くの到着だった。
このフライトに、あれ?と一目で一般人とはちょっと違うという、美しいアジア系の女性がいた。割と長身で顔が小さくスタイルがよく、派手でないのに、どうしてこういう「業界の人」見たいな人って一目で違いが分かるのだろうか。驚いたことに、バンクーバーからカルガリーまでは席も近かった。いったいカルガリーに何しに?と思ったが、モデルのような、どっかで見たことあるこのアジア系の、しかし確実に英語がネイティブである彼女は、白人の夫かフィアンセと思われる人と、非常口のシートに座る。搭乗もほぼ一番最後だった。すぐ後ろの席には東南アジア系の老夫婦が座っていて明らかに親族。その後ろに一人、スーツできちっとしたいでたちの、やっぱり東南アジア系の男性。父親かな、と思ったがどこか距離を置いている感もあり、マネージャー?うーんわからない。ちなみに私の席は、その老夫婦と通路を挟んで隣の席だった。なんでエコノミーにと思った。ビジネスが満席だったのだろうか。もう、明らかに何かが普通のエコノミーの庶民とは違うから、たぶん誰もが気づいていたはず。ダーリンでさえも、後日この話をしたら、気づいていたという。
ここまで話しておいて、この方が誰だったか全くわからないという結末で申し訳ない。なんとなく思い当たるキーワードで調べてはみたが、出てこない。でも明らかにどこかで見たことのある、かわいらしい、一見日本人かと思ったモデルのような方だった。きどったり、つんつんした感じのない、お育ちの良い自然な振る舞いが素敵だった。(結構チラ見でみていた私…)もちろんどことなく有名人特有の自意識みたいなものは感じたけれど。つまり、気づかれないようなふりしているけれど気づかれたときは何となく承知という。
私の席の隣は二人の白人カナディアンの若者だった。ミドル席の男性は結構な大きな声で窓側席の知らない男性にべらべら話しかけつづける。右隣の私が日本人っぽいと言う事を思ってか、日本は最高だったということを長く話し続けていた。窓側席の男性は途中一人にしてくれムードが出ていたせいか、今度は私にもアテンションがきて、ちらっと話しかけられたが、なんとなく会話を続けようという体力もなかったので、丁寧に対応した後会話は途切れた。一人旅?なのか、連れがどっかにいるのかわからないけれど、どんな知らない人とでも飛行中ずーとしゃべりたい人というのがたまにいる。相手とその波長が合っている場合は素晴らしいが、そうでないとき、その人のそわそわした波動を感じ、なんとなくこっちまで居心地が悪い。
そういう、人の波動に決して影響されないダーリンが時にうらやましい。とはいえ、私も飛行機の中の出会いを割と楽しむほうだけれど。
きつい時座ボケは実に1週間以上続いた気がした。帰国後すぐに2日は具合が悪く寝込む。何かもらってきのだろう。来週からはは医療関係者もマスク着用がようやく解除される。ふー。肌荒れが気になっていたところだから、やっとちょっと開放。緑の美しい季節となったカナダでまったりとまた日常を過ごしている。
また一週間💛