伊勢の後は奈良へ。また、かなり駅に近いホテルを取ってくれた。目の前には日光ホテルとJR駅、そして毎朝日が昇ぼるのが見える奈良の大仏のある方向の低い山がみえている。
「奈良にはゴミ箱はありません」という文字どおり、どこに行ってもゴミ箱はなく街もきれい。どこも忙しいレストランやカフェや店では、それでもこの多くの観光客を一人一人とても丁寧に対応している所がすばらしい。北米とは大違いの一つに改めて感動。日本は、公共の場で、ちょっと休めるような室内の空間が多く、そこへ行けば座れ、美しいトイレもあり、便利だなあと本当に思わされる。と、まあとりあえずよい面だけが目に付くのはいい気分。もちろん誤解のないように言うと、住んでいればそうでないところもいっぱいあるはずだけれど、たまに帰ってくる身にとっては、よい面だけ見てればいいというような気楽さがある。
奈良の大仏は高校以来だからもう一度ちゃんと訪れたかった。高校の修学旅行の記憶がほとんどないということは、何も学ばなかったというしょうもない自分の証だろ。まったく。奈良という土地が非常に日本史で重要な場所と言う事も、やっと認識した。これ以上恥をさらしても意味はないから明るくレポートへ。
後日、今井町というところへ。奈良駅からほんとに簡単に行けるはずなのに(それも後日分かった)ネットで調べるとなぜかかなり複雑。結局間違ったほうへ行き、駅員さんに聞いた。やっと着いた町。
一つ、いつもタイミングが悪いなという問題が私達にはある。それは昼食の時間なのだけれど、ダーリンは朝早いほうではないから、どうしても昼食が早くても1時過ぎ、ちょうどいいと2時とか、なんだかなんだ道に迷っていると3時近くになったりする。お食事処はだいたいランチの時間が決まっていて、いったん閉めてまた夕飯に開くというこのシステムにはいつも外れている二人。無理やり食べるわけにもいかないから、「あそこのレストランの○○はおいしいらしいから絶対食べに行こう」という計画は向かない。
ここでも何とか開いている店を探し、ギリギリランチが間に合ったのが写真上だった。
ハンバーグとか天ぷらとかがちょこちょこのっているバランスよさげなかわいい定食。
この町は、昔のお家をできるだけそのまま残して人々が暮らしているという町だから、このお店も入り口は寅さんの映画のように広くって(たしか)、靴を脱いで一段上に上がって部屋へ。結構な人数の団体客が一室を使っていたので、すべては拝見できなかったけれど、「どうぞ後で店内奥の方も見て行ってください」と案内してくれた。若い女性2人(キッチン一人とフロアー一人)が従業員。あとからもう一人いたようないないような。ちょっと記憶が定かでない。とにかく、私たちの席はテーブルと椅子の置いてある様式の混じる部屋だった。もう一つ座敷っぽい部屋があったようだけれど、そこはちょっと大人数のおじさんおばさんがたがいて閉め切ってあった。でも、笑い声やは話し声はよく聞こえ、何か月後に相当の人数で予約がしたいと定員さんに話を付けていた。
途中、地元の小学生がマスクもして、傘もちゃんとさして、列になって歩いてくるかわいい姿。ダーリン目線でその可愛さに何枚か写真を撮って、モロッコのお姉さんに送っていた。たまに暴れん坊もいて、だーだーとは走ってきて傘がちょっと私にあたり、「すいません」と誘導している女性が謝ってきたけれど、かえってほほえましくて楽しんでいた。
アフタースクールもなかなか風情のある建物。
雨降るこの日も、(ダーリンを)よく歩かせ、無駄な移動も含めて奈良の観光を楽しんだ。
また一週間💛