伊勢:Ise

 無事新幹線も取れて、伊勢への行き方を調べて午後過ぎに着いた伊勢の宿は「コンフォートホテル」。JRの伊勢駅からかなり近いところで、ちょうど写真で夜景を取ると右側に見えているのがその駅。

 高いビルも少なく、静かで小さな町でほんの2泊3日過ごした。ダーリンはもうちょっといたかったらしく、伊勢の地元ビールを楽しみリラックスしていた。そしてこのホテルともう一つ海老名滞在後半のホテルだけが朝食付きだったのだけれど、ここの朝食はおいしかった!!!

 私なりにほんのちょっと調べたつもりの伊勢神宮へ。しかし、調べがまったく甘くて、行くところ行くところ、「これはなんでみんなお参りしているの?」という疑問だらけで説明できないでいた。すると、すこーし英語が分かるのか、それとも私達が分からなそうにしているのを察したのか、押しつけがましくなくさらっと教えてくれた方がいた。あ、ありがたい。

 日本にいると、ものすごくおしゃれな高齢夫婦を見る。趣味があり、こだわりがあり、ちゃんと持ち物着物をケアしているという感じが見るからに感じるのだけれど、これ見よがしではないおしゃれでとても地についているというか、心地よさを感じている。派手ではないのだけれど、決して地味ではない、ホントに素敵なカップルが後ろから歩いているのに気づき、後ろ姿だけだけれどつい写真に撮ってしまった(写真下)。

 内宮、外宮ともに回ることができ、そのあとはおかげ横丁へ行ってランチという、超観光コースをしてみる。なんといってもシーフード好きなダーリンだから、絶対カキを食べようと思っていた。お目当てのお店はちょっと待ちだったけれど、奥の和風の素敵な空間で、ゆったりと、そして静かーにランチを楽しめた。グリルのカキは、ダーリンが生かそうでないか判断できないぐらい、全くちょうど良い調理具合。大満足のカキフライ定食だった。そしてご飯が日本はおいしい。さらに伊勢ではおいしい。

 地方でも、日本語勉強中なのだろうか、インド系の従業員がちらちらとあちこちにいるなあと思った。このレストランでも、奈良のホテルのリセプションでも。

 とっても嬉しそうで、まだ旅の疲れが出ていないダーリン。ビールはテイスティングセットで。いつもは飲まない私も、ちょっと味見をさせてもらって「あれ、おいしい」と思った。

 伊勢は水道水がおいしい。若い子の肌がきれい。伊勢に限ったことではないかもしれないけれど。

 

 この後鳥羽に行ったり、もっと南へ行くこともできたのだけれど、車で行く予定がおじゃんになったので、空いた日数は早めに奈良に移動して奈良で過ごすことに(私の決断)。というわけで、短い伊勢滞在ではあったが、ちょっとしたアウトドア系のお店がいけていたり、素敵なフレンチレストランがあったり、地元の人にも観光者にも和洋両方楽しめるよい場所だということが分かった。それにしても、パタゴニア商品の並ぶアウトドア店では、同じ店なのにどうしてカナダでは絶対に見ないデザインのレインコートがあったり、全くカナダでは見たこともない商品があちこち並んでいるのだろうか。パタゴニアはちなみに、カナダ発祥の店なのに(アメリカだとずっと思っていたが、カナダだということをちょっと前にNewsでしったのだった)・・・。

 そろそろスケスケだった木々に若い緑の葉が生い茂ってきた。

 また一週間💛