週末久々のワークショップを受けた。Konnectorという、ピラティスのリフォーマーにジャイロトニックのプーリーのようなものを付けて、ストラップを右と左に2つずつ備えてある新たに開発されたマシーンでのものだった。
週に二日だけクラスをを持たせてもらっているRefine Pilates Methodというスタジオで、本当はカリフォルニアからはるばるインストラクターが来て行われるライブのワークショップだったのだけれど、カルガリーの天候があまりにも雪の多い寒空だったために、カリフォルニアから飛ぶはずの飛行機がキャンセルし、そのあとフライトを探せないということで、急遽Zoomとなった。
週末2日間かけて、両日8時から5時、ついでに日曜日はデイタイムセービングのタイムチェンジがあので、感覚としては7時からだったが、カリフォルニアにいるインストラクターのVictorは6時からの感覚だったことだろう。私達だけでなくて、あと10人弱はZoomで参加しており、台湾とサウジアラビアからの参加という人もいた。台湾のインストラクターは全く朝と夜が逆だったので、さすがに一日中というわけにはいかなかったが、できる限り参加するということで挑んでいた。
実のところ、ピラティスのアパラタスであるリフォーマーを使った運動が、最近本当にからだにいいのかなあ、と半信半疑になり、とりあえず好きな人がいるのならと教えていた。このKonnectorをつかった感想は、実はかなりいい。体のバランスが取れる。これぞ(ピラティスアパラタスの)進化と言えると思った。
Konnectorとは、ほんらいConnectorと書くべきだが、これはインストラクタの狙いで、なんでも人の頭に残るアルファベットというのがあり、その一つがK、そしてわざとスペルを間違えるのもいいということで、ConnectorではなくてKonnectorとしたとのことだった。
Victorはこの後スペイン、イタリア、韓国、シンガポール、アメリカ国内でもいろいろな州へ行く予定で、着々とコミュニティーとKonnectorファンを作っている。生で会えるのを楽しみにしていたけれど、カルガリーに来るというのはこれが最後だったのではないかと思う。ちょっと残念。
ちなみに、ピラティスのスタジオやプラクティショナーは韓国にはいっぱいいて非常にビジネスとしてはびこっている分野であるのに対して日本ではピラティスよりもヨガのスタジオが多く、ピラティスのスタジオ(フルですべての機材をそろえたいわゆるピラティスのスタジオ)というと何となくひっそりと個人がやっているイメージがあり、ピラティス会で有名な講師陣はアジアに行くというとだいたい日本が入っていないなあと思うことがある。
それは依然ある韓国人が言っていたことだけれど、韓国では起業をすることが普通なんだそうで、ビジネスをしようとする人がいっぱいいるということが影響しているせいではないかと思う。
と言う事は、スモールビジネスが普通と言う事だろうか。まあとにかく、以前ピラティス会では名前がよく知れている講師陣たちがこぞって日本に来日し、ここから大きく展開していくと期待したに違いないが、彼らの要求は「ピラティスを本気でやるなら機材がなくては」という当たり前と言えば当たり前の要求にこたえられる受け手が少なかったのだろう。またはピラティスというとちょっとお高くてマットだけでできるスタジオのクラスのほうが受けやすいという一般庶民が多いからヨガほどなかなか定着しなかったのかもしれない。結局韓国や東南アジアにすっかり負けてしまったように見えるのが日本のピラティスかな。それから、スタジオのオーナーはそういう講師陣たちを招待しなくてはならないので、それに大きな価値を置くか置かないかというのもあるのだろう。
私個人としては、たまたま乗り掛かった舟で細々とこの世界にかかわりながら、経済的にも精神的にも助けられて生きている気がするが、やっぱり東洋医学とか、東洋の考え方が根本にあるBodyWorkなんかは素晴らしいと思うし自分に合う気がしているので、その辺は仕事と趣向を割り切っているつもりである。
どこまで続くかわからないこのボディーワークの旅だけれど、なるべく楽しんで真剣にやっていったらさらに面白いかも。
また一週間💛