ラガーディア空港からブルックリン:LaGuardia Airport to Brooklyn

 カルガリーを出た日はマイナス27度という11月では異例の寒すぎる日だった。写真上。

そのころNew Yorkはインディアンサマーかと思うような、台風の影響もあるとのことだったけれど、非常に暖かい風と雲の動きを感じる美しい日々だった。真冬の景色から一気にまた秋の景色に戻る。今回はブルックリンのAirB&Bに。

 とても短い一人旅で、久しぶりにすべての手配や事前の準備を自分だけでしたことは、なかなか良いプラクティスになったと思う。結婚してからどこか行くとなるとダーリンが全部手配するから(行先も)、そういう能力がますますなくなってきていた。

 まずSIMカード。同じ北米でありながら、テレフォンカンパニーがちがうので、SIMカードを購入して入れ替えないと、インターネットがつながらない。事前に調べてアマゾンで購入しておいた。10日限定のものでタックス込みで36ドルぐらいだったと思うけれど、とても役に立った。

 ラガーディア空港を選んだのだけれど、あれ?リノベーションした?なかなか美し。しかもここから市内へのアクセスがとても便利だった。最近のNew YorkはメトロカードからOMNYという電子系のパスに変わってきていて、次第にメトロカードはなくなる予定だというが、OMNYは旅人には向かない。ラガーディア空港からはバスと地下鉄を乗り継ぎすればそれほどややこしいことはないけれど、今回はブルックリンまで行かなくてはで、飛行機は遅れて予定の便に乗れずかなり遅い到着だったためにUberにした。

 こちらも、予約ベースの利用になるために、空港ですぐにインターネットにアクセスできないとまず話にならないのだけれど、それさえ問題なければとても分かりやすく乗り場も案内されて、行先までの料金も先に教えてくれ、あと何分でドライバーが来るかも教えてくれる。支払いは一切車内でする必要はなく、予約時にクレジットカードの登録をして、あちらがレシートを送ってくれ、”チップは払いますか”みたいなメールが追ってくる。パーセンテージで選べるようになっていて、クリックすればそこですべて終了。昔のようにキャブドライバーからぼられるという恐怖感がなくてありがたい。

 写真はUberを待つ人々。フライトの遅れでかなり遅く着いたのが幸いして、Uberのすいている時間だったらしい。7分でドライバーが来て、とてもいい車で中も外もピカピカだった。ドライバーはまあ黒人だったけれど、カリビアン系の黒人かもしれない。とてもインテリジェントで話が面白かった。

 「きれいだね、車。NewYorkのキャブできれいな車内なんてなかなか期待していなかったからびっくり。」と言ったら、「僕はいつもきれいにしているし、ほかの人よりきれいだと思う。これはパーソナリティーで、家の中もそうでね、汚いと自分自身機能しなくなるんだ。」という。「この時間はすいているからよかったね。いつもは相当みんな待っていて、僕の車は一ランク上を選択した人しか載せないんだ。でもすいているし、空いていたからピックアップしに来たってわけさ。」

 朝の6時に出て夜の9時に到着した(時差2時間あるが)この長ーい一日で、やっとリラックスできたNewYorkの夜景の見れるドライブ。懐かしいクイーンズを通り、思い出がフラッシュバックする。話をしているうちに、彼は一度すごくいい会社に4,5年勤めていたと言う事知り、その後自立してUberやほかのことをやっているということを知る。会社勤めの時はそれはそれでよい勉強になったと。それがあるから今の自分があると言う事だった。

 私のいたころはNew Yorkはとても安全だったというと、「それはブルンバ―市長の時だね。その前のジュリアーニ市長の時は良くなかったよ。」と私より若い彼がよくNew Yorkの歴史を知っていることを証明していた。

 話は進み「自分は何でもやるほうだけれども、それでも聞く力とかいくつか女性のほうが優れていることがある。欠乏していることを補うために女性を雇っている」というような話になった。そういうような話から、特にこの国(アメリカ)では男女平等などの尊重でとにかくいろいろなことが狂いだしている、というような話になった。私も彼には同感で、フィジカル的にも感覚的にも男性と女性は違うと思う。「そうなんだよ、男女違うのに、この国の女性たちときたら男のようにふるまうんだ。いいよそれがその人のチョイスなら。ただそういう女性とはぼくは一緒にいたくないだけだよ。」と。それだけではなく、ホモセクシャルの体が男性の人が、自分は女性だから女性の水泳競技に参加するべきと訴えて許されたところ、彼が見事優勝者になったことにはどこか疑問がわく。

 ダーリンに後でこの話をすると、私のようなアジア人の女性だから言えたセリフで、決して白人女性には話さない内容だろうと言っていた。人種間のタブー、誰と話しているかなどにも気を遣わないと、あまりいい結果を生まないBigApple。久しぶり!

 ドライバーとの会話も楽しくすっかりリラックスしてしまい、AirB&Bのオーナーに到着予定時間は送ったものの、実際に到着したのを知らすのを忘れた。一報入れると、「なんで到着時に連絡くれなかったんだい」と責められたが、これは私が悪い。あと15分ぐらいでつくとのことだったけれど、電話で鍵のありかや部屋の位置をナビゲートしてもらいながら中へ先に入ることができた。

 次回は宿の話から。また一週間💛