Bristol

 このUKへの旅のブログの初めのほうに、Bristolには4泊5日すると書いているけれど、これは私の勘違いで3泊4日だった。それに気づいたのは最終日の夜、一通り一人で街を楽しんで、ホテルに帰った時だった。

 2か所見たい美術館があって、そのうちの一か所はラストの日に残しておこう、と、まだ勘違いに気づいていなかった私はそう思い、結局Bristol 美術館だけに行けたのだった。Bristolには大きな大学があって、学生の町とも言える。Izakayaという日本食屋もあって、滞在中の一日はそこで夕飯を食べたりして、若いウェイターの女の子と日本語で話すこともあった。

 最終日と気づていないその日は、ダーリンは調子が悪くてホテルで休むことにしたので、一人気楽に街を探検となった。

 この町はバンクシーの絵がいろいろな場所に描かれているということでも知られている。私はこれかなーという感じのを一つ見たかな。街並みとか独特の住まいとか、やっぱりかわいいし、なにより学生の町は便利であることと、憩いの場みたいのがちょっと行けばあるし、かなり過ごしやすい街だと思う。

 そしてここの美術館は、私が見たいと思うセレクションだらけで、今回の旅で行った美術館の中では一番気に入った。絵画、彫刻、セラミック、近代作品など、すべて満喫して3時間はあっという間に過ぎた。これが入場無料というからすごい。もちろんドネーションはウェルカム。

 坂がある街が好きだといつも思う。ここにもあちこち登ったり下がったりの坂があるのだけれど、ジェラートを食べながら降りてくる人をよく見かけた。そのせいか、ジェラートなどいつもはそれほど興味はないのだけれど(というか、冷たいものでお腹を壊すようになって、あまり食べなくなったと言う年齢?)、ここではちょっと行ってみたいという気になり試みた。ものすごい長蛇の列を作っているジェラート屋さんがあって、きっと何かスペシャルなんだろうなと思ったものの、一人でその列に並んでまで食べたいとは思わず素通り。ちょっと先まで坂を上ったところにやっぱりジェラートをサーブしているカフェがあったので、そこにした。

 外の席に座ってピープルウォッチングをしながらコーヒー味のジェラートを味わう。ここはミツバチのマークのカフェで、雰囲気がミツバチ色。このテーブルと椅子はよくありがちといえばそうかもしれないけれど、見れば見るほどかなり気に入った。こんなのがうちにもあったらなーと、庭もないのに憧れる。ジェラートを食べ終わって、今度はコーヒータイム。もう少しゆっくりしようとマッキアートを注文して居座った。楽しかったなー、久しぶりにこういうの。

 具合が悪いと言っているのに、たまった自分の洗濯は自分でしてねーと、ノータッチでわざといたら、ダーリンは頑張ってコインランドリーを探して自分で済ませた。なんと言っても、この日を最後に明日は私達は別々の空港のホテルに泊まって、その次の日の飛行に備えることになっていたのに、ほんとにもう一日滞在できると勘違いしていたので、最終日だというのに遅めのランチを勝手に自分でとってお腹は夕飯の分までいっぱい。ダーリンは好きなものを食べてね、と連絡して一日過ごし、いい時間にホテルに帰り、やっとこの日が最終日だということに気づく。

   あまりにも申し訳なく、レストランに同行。インド料理屋さんにて、飲み物だけでお付き合い。普段は飲まないワインなんか頼んで、気分だけ味わった。ちょこっと注文の品を食べたものの、ワインとインド料理の合わないことってない、と痛感した。

 ということで、UK最終日になる次の日、半日をロンドン市内で一人で過ごし、いい加減過ごした後にホテルに寝るだけに向かった。その後は、私はカナダへ、ダーリンは弟のいるアイルランドと、ポルトガルに行って友人ホセと会い、スペインの彼の家に泊まることになっている。都会最終日のブログは次回。

 また一週間💛