写真には3頭ほどの鹿がいるのだけれど、わかるだろうか。ほんとは4頭ぐらいいて、目をつぶって座ってじっと瞑想でもしているような光景で、ちっとも動かいない鹿たちだった。
日本の皆さんはどのようにお過ごしだろう。コロナに関してはいろいろな国でそろそろ規制緩和が実施されているから、まあビジネスも日常も普通に戻りつつあると思うが、そこにこの戦争騒ぎよ。
女性は日常のこと、例えば、ゴミがたまってきたからそろそろ出さなくてはとか、キッチンの蛇口から水がぽとぽと落ちて止まらないから早く何とかしなくてはとか、そういうことで忙しいほうだと思うから、政治のことで頭がいっぱいになってしまう、ということは比較的ないと思っているのだけれど、もちろん、女性がそういう仕事をするとは限らないから、一概には言えないことは分かっている。
我が家の場合、いくつかの家事はダーリンがやってくれるものの、やっぱりそういった細かいことは大ちゃくなダーリンだから、90パーセント頭の中はロシアウクライナ戦争のこととでいっぱいとなる。
とはいえ、メインストリームのメディアの人々への影響のせいと、デモクラシー&フリースピーチという形だけのウエスタンカントリーの在り方が、非常に残酷に他国民をのけ者にし言われない罪の屈辱を与えている、という事実にやるせない思いというのは、こんな私でも感じている。
なんといっても、今ロシア人に対する態度と、ロシアをサポートする国の国民に対する態度が非人道的なわけだが、これは、世界大戦後にカナダ政府が在留日本人に対してしたことと全く何の変りもない。これだよ、結局自国の、そしてアングロサクソンでない人種に関しては、人間と思っていない、という政府の態度と、それに影響されている多くのカナダ国民。
日本を含めてロシアに対する政治と経済的サンクションというのが始まっているが、ダーリンの調べによると、カナダはアメリカよりもロシアに対するサンクションが多いのだそうだ。なぜ?という問いに対する答えだけれど、ウクライナ系の政治家が多いというのは納得。しかも、副総理大臣のChrysta Freelandはウクライナ人の両親を持ち、ロシアに対する恨みを腹の奥にもっていて、彼女の祖父はウクライナにおけるナチ政権だったという(Wiki)。意識しているかしていないかは別としても、大いにあり得るとは思う。
先日はアメリカからモスクワに帰るチャーター便が、カナダでストップされたという。母国に帰るロシア人で、政治とは全く関係ないのに、これはキドナップにあたる。RT(ロシアンテレビジョン)放送は、数日前衛星がカットされて、TVのチャンネルでは見れなくなった。(ユーチューブではまだ見れる)。ローカルなところで、カルガリー市内だったと思うが、ロシアンオーソドックス教会の壁がペイントでいたずらされたり、ロシア製のヴォッカの販売を禁止するという話が出ている。
インターナショナルなところでは、ロシアをサポートしようとしているインドに対して、ロシアで勉強しているインド人生徒が、ロシアからどこかへ飛行することを禁止されたり。ロシアからでなくても、インド人ということで禁止がかかっているとか。
私にはロシアのラブロフ外務大臣がほかの国の代表者やジャーナリストに対応して話をするのを見ると、非常にまともで冷静な人に見えるが、それに賛同する人は少ないのが現状で、ロシアを何とかしなくてはいけない、というのが一般的だろう。
アメリカのやり方というのは、ダーリンがよく言うのだが、オオカミとキツネだったら、キツネなんだそうだ。オオカミは見るからに敵とわかる。キツネは味方のような顔をしておいて腹黒い。ウクライナは44歳の元アクターであった幼稚なセレンスキーがスイスにいるお金持ちの腹黒い人に操られるままに国を率いる中、悲しいかな、アメリカを信じている。日本も、アメリカの罠にはまって結局後戻りできない。最近は、中性と言っていたヨーロッパの国々もキツネに見えてきた。少なくともアメリカはトランプが大統領だったときはオオカミそのもので、キツネに化けることができなかったというので、ダーリンはある意味とても楽しんでいた。
カナダにいるウクライナ人たちへの同情は放送されても、ひどい仕打ちを受けているロシア人たちのことは報道が少ない。改めて、戦後の在留日本人達への気持ちが深くなった。
週末、ちょっと買い物に行く車の中で、「これはすごい歴史のターニングポイントになる出来事に自分たちは生きている」ということを話していた。これから、アメリカがコロッと態度を変えて、ロシアと中国と仲良くしようとする姿を見るのも遠くないと。ロシアも中国も、一時は世界をコントロールするパワーを持った大帝国だったが、自然の法則は栄えるものやがて衰える、そしてまた栄えるというのがやっぱり普通の流れのように感じる。なのにアメリカだけは長くトップにい続け過ぎた気がする。でも、今回のことは、ロシアも中国も、ずっと忘れないだろうなと思う。うーん、日本の政治家、どうするのかな。
とにかく、ガソリンの値段があれよあれよと上がっている。すべてに置いて値上りが見られるのはもう確実だろうから、今のうちに・・・。
また一週間💛