疲れた時にはーWhen You Are Tired

 3寒4温というのは日本のことだけれど、こちらでも見事に寒い日々とちょっとマイルドな日々が繰り返された。とりあえず1月が過ぎてほっとする。きっと暖かくなるのももうすぐという気持ちがあるから、この寒い時期があっという間に終わってしまったという感覚に陥りたいのだと思うからかな。

 誰にでもよくあることだと思うけれど、なんとなく疲れたなあーと、クリスマス開けから特に国民の休日(こちらではSTATデーと呼ぶ)もない1か月で、心身共に感じるのは、そりゃあお年頃だから許されると思っている。が、まあほんとに。

 実は、施設での作業療法士アシスタントの仕事場だが、以前も記載しているけれど、作業療法士(以下OT)一人とアシスタント(以下OTA)2人という部署で成り立っている。ところが、専属のOTは、新生児がいろいろ複雑な問題があるために、かれこれ妊娠期間も含めて1年休職中。ということで、OTしかできない仕事があるために、ほかの地域の同じ施設から、助っ人として週2回、ヴァーチャルと実際に来てもらう形で応援を頼んでいた。彼女はインドかバングラディッシュ系の方で、12月から1か月半ずっとヴァケーションを取り里帰り。帰国後も自粛期間があったため、やっと今週から連絡が取れるようになった。

 私の相棒である、フルタイムのOTAの彼女は、OTが定まらなくなってからというもの、ストレスを感じて、夏に一回ストレスリーブといって、1か月間お休みし、その後も、いろんなことをひっくるめてストレスがマックスになったと言って、12月の2週目からほぼ2か月間お休みになった。というわけで、去年の年末から部署は自分1人となった。

 私のほうは誰もいなくてストレスフリーの環境をもらったようなものだ。仕事というものは、ほかのだれかと一緒に分け合って助け合って、譲り合ってということをしながらだから、それがなくて、自分のペースで進めていける仕事と言ったらなんて楽ちんだろう。

 それから本来OTの仕事である、ファイナンス系やらいろいろんなもののオーダー系なども、やってできないことではないし、むしろ仕事内容をもっと把握できて楽しいと思った。何しろ仕事で退屈をするというのは耐え難いことの一つだから、少なくともその暇はなく、ノルマを淡々とこなしていくのは爽快ともいえる。

 それでも、フィジカルにだと思うのだけれど、疲れたなあとふと思った。実際にヘルスケアー現場はどこも人手不足で、みんな疲れているのは本当だと思う。自分よりもっとフィジカルな仕事をしているヘルスケアエイド(HCA)の職員、お掃除の人たちなどはなおさらだ。

 こんな時はやっぱりヴァケーションとユーモアしかない。フィリピン系の職員が多いHCAたちは、明るくってそれなりに気を抜くということのできる、尊敬するくらい気持ちのいい人たちが多い。それを「怠惰」ととらえれば、そうとらえたほうがストレスを感じるだけだろう。生真面目さんが少ない国民性で、かといって、ハートはスイートだから、レジデントさんの一人一人のことをよくわかっている。

 何が言いたいかというと、そうだな、私にはバケーションがそろそろ必要ということだと思う。あー、Covidの制限疲れ、だな。早く日本にも海外にも行きたいところだ。とりあえず、2月の中旬過ぎには、一日STATデーがある。それまでもうちょっと。

 きっと日本で働く人々も、母親や主婦の人々も、もっと疲れているかもしれない。時にはテキトーにやって、よいお休みが早くとれますように。

 みんな、あともうちょっと続けようぜーという感じかな。

また一週間💛ブハ~。