写真はカルガリーのダウンタウン近くにあるウクライナ教会。カナダにはウクライナ出身の人々も多く住んでいる。
話はロシアがNATOの交渉の最中なのに、アメリカがちっとも話を分かろうとせず、ウクライナから手を引けの一点張りのお話にならない、というポリティカルな話題だった。
NATO部隊が今いるところから核兵器をロシアに向けて撃てば、以前はミサイルが落ちるまで1時間かかったところを、モノの一分で届いてしまう。だからロシアはNATO軍の立ち位置の交渉をしているだけなのに、アメリカはウクライナをロシアが攻撃しようとしている、というシナリオを変えない。ロシア側は、紙面にサインをした証明を欲しい、そうしたらロシア軍も今いるところから離れる、と言っているのに、アメリカは先送りにして、「それよりもまずはウクライナへの攻撃戦略をやめると態度で示せ」と話が分かっていない。ロシアが懸念しているのはウクライナではなくて、NATO軍、つまりアメリカだって言っているに。
という話はメインストリームのニュースでは流れずに、NATO部隊がロシア軍を警戒してウクライナを守るために、戦闘の訓練を始めたというニュースが繰り返された。
それで、その他の国はどうしているかというのが気になる。アメリカ以外の国は特にロシアに反撃する気はなく、アメリカだけが突っ走ってい行く中、どうもどの国も、アメリカに抵抗できず静かにしているという状況だった。ところが一変して、やっとEU諸国が意思表示をしだした。「ロシアが要求していることは法的な要求である。早急に考慮するべきだ。」とアメリカからの軍隊支援の要求に反対の態度を示した。困ったアメリカはなんと中国に、「ロシアを説得するように」というとんちんかんな請求をした。
中国は「中国とロシアとは味方国以上の関係にある」という友好関係をアメリカにはっきりと示したという。
結局イギリス、そしてカナダも、アメリカの見方にならざるを得ない状況だけれど、日本はとりあえずNATO加盟国ではないということで、この話にはノータッチなのかは分からない。個人的には自国の軍隊は必要だと思っているのだけれど、アメリカの下にいる限りは相当はっきりと、軍隊応援の要求には一切答えないということを徹底できない以上、やっぱりなんだか、持たないほうがいいのではと思わせる。 ロシアと中国がはっきりと友好関係を持っている中で、日本は遠い国アメリカと手を組まざるを得ないのは怖いし残念。
ダーリン曰く、プーティン大統領はとってもスマートで世界を見ているから、この件で、初めてNATO内でアメリカvsEU諸国で意見が割れたということがすでにプーティンの勝利なんだと。少なくとも日本にはアメリカよりはプーティン大統領ファンが多いはずと思うのだけれど、何とかアメリカ離れができるよう願うだけ。浅はかな知識でのポリティカルの内容で失敬。
また一週間💛